中国はネット規制をしています
中国へ訪問したことがある人なら、twitterやfacebookにつながらなくてイライラした経験があると思います。 プライベートでの使用ならそれほど問題にはならないですが、最近はツイッターやフェイスブックをビジネスで利用している企業も増えていますので、つながらないというのは問題です。
中国はなぜ情報規制をするのか
情報を規制しているのは中国だけではないと思いますので、これ自体がどうこう言えるものではないかも知れません。 日本やアメリカではメディア自体に登場させない形で規制しようとするのに対して、中国は世に出ているものを規制しようとしているのでしょう。 インターネットは海外にもつながっていますので、中国といえども海外にあるものに対して削除要求はできません。 ですので、政府、というより共産党に都合の悪い情報はファイヤーウォールで制限したいというのが思惑なのでしょう。
中国在住者はどうやってfacebookをやっているのか
ツイッターやフェイスブックで中国内に住んでいる人がやっているのを見かけた人もいると思います。 中国内ではネット規制をされているのに、なぜできるのだろうかと感じたと思います。 当然、それには方法があるからです。 具体的にはどうするのかと言いますと、VPN(ヴァーチャルプライベートネットワーク)サービスを使うのです。 これによって、中国のネット規制を受けないでインターネットに接続することができるようになります。
5分で今すぐ使えます
5分というのは大げさですが、手続きが完了すればその場ですぐ使えるようになります。 今、中国に来ていて、今まさに困っている!という人でも大丈夫です。
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中国事情のあれこれ
中国でのインターネット検閲は、古来、外敵から守るために作られた万里の長城(グレートウォール)をもじってグレートファイヤーウォール(中国語では金盾工程)と言われるシステムで行われています。 これは中国政府(というよりも共産党?)に都合の悪い情報や有害と思われるサイトを国内にいる国民に見せないようにするためです。
どのようにして検閲が行われているかはよく分かりませんけど、実際につながらない(つながらなかった)サイトには、Facebook、twitter、YouTube、ウィキペディア、アメブロ、FC2などです。 最近ではGoogle検索やGmailのつながりがよくありません。 これはGoogleが中国当局を批判したために嫌がらせをされているというのが一般的な見方です。 中国側も完全にブロックするワケではなく、検索画面は表示して、いざ検索しようとするとエラーになったりします。 また、アクセスをすごく遅くするとかして実質的に使い物にならないようにしている状況です。
これはモバイル経由でインターネットにつないでも同じで、場合によってはもっとヒドイ状況もありました。 たぶんですが、携帯電話のキャリアが自主的に規制している部分もあるようです。 PC(チャイナテレコム)ではつながるのに、モバイル(チャイナユニコム)ではつながらないことがありましたから。
ネットの規制では悪いことだらけの中国ですが、日本人が生活する上ではいい面もたくさんあります。 もちろん、都市部に限られるのだと思いますが、日本食を食べるのに苦労しなくなりました。 日本料理店がたくさんあることはもちろん、調味料などの日本食材がスーパーなどで普通に売られるようになりました。 また、テレビに関しても、日本のテレビ番組が見られるサービスをする会社ができています。 ただ、日本ではテレビを買えばタダで見られる放送でも、中国内ではシステム使用料として毎月の費用が必要です。 それでも駐在者にとってみれば、休日などリラックスしたい時に日本語で放送されている番組が流れているだけでも気分的に落ち着くのではないかと思います。
特に期間限定で滞在しなければならない駐在者にとってみれば、日本にいた時と比べて不便になる環境はストレス以外の何物でもありませんよね。 特にインターネット環境は毎日毎日その不自由さを実感させられて、日増しにそのストレスが溜まっていくと思います。 ちょっとしたことでそれを解消できる方法があるので、是非使ってみて欲しいと思います。 モバイルでも設定できるのでとっても便利ですよ。